長年住んでいると、徐々に快適ではなくなってくる場所がお風呂です。特に築年数が経過した家では、タイル貼りで寒かったり、浴槽が小さくて足が伸ばせなかったりして、疲れを癒す場所とはほど遠くなっていることも多いことでしょう。そんな風に思ったら、お風呂のリフォームを考えてみてはいかがでしょうか。リフォームにあたってまず決めるのは、浴槽の大きさです。
古い家では浴室は大きいものの、浴槽が深くて小さいという家が多いようです。最近は浴室の幅に合わせて大きい浴槽を選ぶことができます。深さも適度なので、浴槽をまたぐ時の段差の危険や負担がありません。安全性も高くなります。
古い家で多いのは、脱衣所と浴室の段差です。出入り口の段差をなくすことで、足元の不安がなく浴室へ入れるので、子供や自身の老後の備えになります。手すりを付けても良いでしょう。また、冬の時期に多いヒートショックは、脱衣所と浴室の温度差によって起こります。
浴室と同時に脱衣所の断熱も考えてみましょう。掃除もラクになります。最近は、床や壁が渇きやすい素材のもの、カビの発生や水滴を残さないもの、自動洗浄のついているものなど、便利な機能がたくさんあります。清潔にしておきたい場所だからこそ、良い機能を上手に選ぶことが大切です。
洗濯物を浴室に干すことが多い場合は、浴室乾燥機を検討してみても良いでしょう。ほかに、ジャグジーや浴室テレビ、浴室用スピーカーなどを取り付けることもできます。自分や家族の希望に合わせて、日々の疲れを癒す快適なお風呂へリフォームしてみてはいかがでしょうか。